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院長紹介GUIDE

ごあいさつ

2022.10改訂

医療法人社団 満岡内科循環器クリニック
理事長・院長・医学博士 満岡孝雄

日本には各種医学会の専門医制度が現在80ほどあると言われています。私もいろんな専門医の資格を持っていますが、まず私が医師として受けたトレーニングをご紹介したいと思います。

専門医は大きく内科系と外科系に分れています。内科系の場合、最初に勉強するのは内科全般で、これが終了した時点で認定内科医となります。その後、私は心臓病を主としてみる循環器内科のトレーニングを受け、循環器専門医となりました。さらに循環器の中でも、不整脈分野のトレーニングを受け、たまたま私が師事した教授が、日本における不整脈の第一人者であったこと、その後ヨーロッパとアメリカに留学し、それぞれ世界の不整脈をリードする先生に師事し、不整脈の臨床と基礎研究を行ないました。その業績により、米国、欧州、日本の各心臓病学会からフェローの称号が与えられました。

一方2006年から、私は病気の予防について関心を持ち、究極の予防医学といわれるアンチ・エイジング医学の勉強をしています。アンチ・エイジング医療の実践には、今までの各科縦割りの診療から、一人のドクターが、患者さんを全人的に診る医療へのシフトが必要となります。このためには各科の知識を横断的に有することが求められます。特に、人生の曲がり角である男性および女性の更年期におこる、症状を診れることは非常に大切で、このため日本メンズヘルス学会および女性の更年期と加齢のヘルスケア学会に入り勉強しています。また、更年期障害とうつ病はオーバーラップする部分もあるため、日本うつ病学会にて、うつ病の勉強もしています。心臓病は高齢者に多いため、老年科専門医の資格も早い段階でとっていましたので、アンチ・エイジング医学に入りやすかったのかもしれません。

日常生活習慣を改善し、食生活を見直し、運動をし、よい睡眠をとることは、健康を維持するための最良の方法です。現場の一線で患者さんに接しながら、いろいろな健康上のアドバイスをする上で、アンチ・エイジング医学の知識は大変役立っています。

また、病気になる前に自分の健康をより高め、高齢になっても健康で自分のやりたいことを続けることができるように、元気、体力、を維持する方法もお教えします。そのためには、病気になる前の未病の状態で、病気の種を摘み、更に健康になっていくための知識と実践が必要です。まさに、三浦雄一郎さんが80歳でエベレスト登頂に成功したことは、アンチ・エイジング医学のサポートにより、不可能と思われていたことも可能になることを教えてくれました。

具体的には、日常習慣改善だけでは元気にならない方、あるいはさらに健康増進をめざしたい方のために、アンチエイジングドックをおこなっています。体の中で何が不足しているのかを調べて、不足しているホルモンを補充したり、 不足している栄養素をサプリメントで補ったりして、元気を取り戻し、オプティマルヘルスという最良の健康状態を実現することも可能になってきました。 一般に病院で行っている人間ドックは主に病気探しのためのドックなのですが、私がやっているアンチエイジングドックは、心身ともにどうしたら元気を取り戻せるかを調べるドックです。2010年に、北海道で初めての日本抗加齢医学会認定施設となり、アンチエイジングドックを始めたのですが、今でも北海道で唯一の認定施設です。アンチエイジングドックを受け、その結果でホルモン補充やサプリメントで治療を行い、多くの方が元気を取り戻し、充実した人生を送られています。

地域の開業医としては、子供から高齢者まで、広くワクチンなどの予防医療を提供しながら、一般的な病気については良質で標準的な医療を提供致します。

略歴

1948(S23)年 長崎県諫早市生まれ
1967(S42)年 長崎県立諌早高校卒業
1974(S49)年 北海道大学医学部卒業、卒業と同時に帰郷
長崎大学病院および長崎市立市民病院にて一般内科研修
1976(S51)年 長崎大学医学部第三内科入局
不整脈の権威の一人である橋場邦武教授のもとで内科および循環器(心臓病)内科の研修開始
1982(S57)年 9月 長崎大学医学部第三内科文部教官助手
1983(S58)年 8月 英国ロンドン大学ウエストミンスター医学校ウエストミンスタ-病院(現Chelsea & Westminster Hospital and Imperial College)循環器内科留学
人工心臓ペ-スメ-カ-治療に関する、世界的な第一人者サットン(R. Sutton)博士のもとで、不整脈の診療・研究
1984(S59)年 8月 米国フィラデルフィア・ト-マス・ジェファ-ソン医科大学ランケノ-病院循環器内科留学
不整脈の世界的権威・ドレフュ-ス(L. S. Dreifus)教授のもとで心臓電気生理および不整脈の研究
1988(S63)年 12月 長崎大学医学部講師・同第三内科病棟医長
1991(H3)年 1月 長崎大学より 医学博士の学位授与
7月 同大を退職、北海道大樹町立病院院長に就任。過疎地における、小児から高齢者まで、救急から在宅医療まで、の地域医療を実践
1995-96
(H7-8)年
平成7年から8年にかけ2年間、公害健康被害補償予防協会委託研究費の助成を受け、「高齢・重症の慢性閉塞性肺疾患患者の日常生活および保健指導のあり方」に関して研究
1997(H9)年 2月 慢性閉塞性肺疾患に対する呼吸リハビリで自治体病院協議会より表彰
1998(H10)年 1月 医療法人佐々木内科小児科医院・院長に就任
2月 国立帯広療養所(現国立帯広病院)にて不整脈専門外来を開設
国立療養所帯広病院・不整脈専門外来を担当
8月 心臓病に関して世界で最も権威ある米国心臓病学会正会員(Fellow of the American College of Cardiology)に推挙
1999(H11)年 6月 佐々木武司先生の医業・診療所を後継し、満岡内科・循環器クリニック開設
2000(H12)年 8月 米国Marquis社、「Who's Who in Medicine and Healthcare, Millennium版」(世界の主要な医学医療関係者を選択した米国の権威ある紳士録)に個人プロフィールが採録。採録理由は、医学の分野で著しい業績を挙げ、社会の向上に貢献
12月 医療法人社団 満岡内科・循環器クリニックを設立、理事長に就任
2001(H13)年 10月 血管病の研究に関して権威ある米国脈管学会正会員(Fellow of the American College of Angiology)に推挙
2002(H14)年 6月 米国Marquis社、「Who's Who in the World, 19th Edition, 2002」(世界215カ国の、あらゆる分野から主要な人物を選択した米国の権威ある紳士録)に個人プロフィールが採録。採録理由は、医学の分野で著しい業績を挙げ、社会の向上に貢献。
英国Cambridge, International Biographical Centre出版、「2000 Outstanding Intellectuals of the 21st Century, 2nd Edition」(21世紀の優れた知識人を採録した英国の権威ある紳士録)に個人プロフィールが採録。採録理由は、心臓電気生理学の分野における卓越した貢献を称えて。
7月 英国Cambridge, International Biographical Centre 出版、「One Thousand Great Scientists, 1st Edition」(現代の優れた科学者を1000人収録した英国の権威ある紳士録)に個人プロフィールが採録。採録理由は、心臓電気生理学の分野における卓越した貢献を認めて。
心臓病研究に関して世界で権威ある欧州心臓病学会正会(Fellow of the European Society of Cardiology)に推挙
2006(H18)年 4月 日本において心臓病学をリードする日本心臓病学会の特別正会員(FJCC:Fellow of the Japanese College of Cardiology)に認定
2008(H20)年 1月 日本抗加齢医学会専門医(認定番号1770号)に認定
2009(H21)年 2月 NPO更年期と加齢のヘルスケア認定メノポーズカウンセラーに認定
2010(H22)年 4月 日本抗加齢医学会認定医療施設に認定(北海道で初)
2012(H24)年 6月 日本抗加齢医学会評議員推挙
12月 Natural Health Product(NHP)International認定メディカルサプリメントアドバイザー
2013(H25)年 4月 日本不整脈学会・日本心電学会認定不整脈(現日本不整脈心電学会)専門医(認定番号0358)に認定
10月 第12回更年期と加齢のヘルスケア学会のラウンドテーブルディスカッションにて「男性更年期障害」について発表。この発表に対してベストラウンドテーブル賞を受賞
2015(H27)年 2月 NPO更年期と加齢のヘルスケア認定 シニアメノポーズカウンセラーに認定
日本サプリメント学会認定 サプリメントアドバイザーに認定
2016(H28)年 1月 日本抗加齢医学会 臨床研究促進委員会 委員に委嘱(2016-現在)
6月 日本抗加齢医学会 臨床研究促進委員会 小委員会委員に委嘱(2年間)
7月 「抗加齢医学を実践する臨床医の会」世話人・幹事に就任
8月 日本抗加齢医学会プログラム委員会6号(実地医家)小委員会委員に就任(2016-21年)
12月 雑誌「医と食」(編集・発行人:渡邊昌)に「市井の名医」として紹介される
2017(H29)年 6月 日本抗加齢医学会理事に就任(2017-19年)
9月 日本老年医学会指導医に委嘱
10月 日本抗加齢医学会の臨床研究促進委員会、編集委員会(2017-19年)、連携・渉外委員会(2017-19年)、褒賞委員会(2017-19年)などの委員に委嘱(2年間)
2018(H30)年 9月 日本更年期と加齢のヘルスケア学会幹事に選任
10月 第17回日本更年期と加齢のヘルスケア学会学術集会にて学会賞を受賞
2019(R1)年 5月 日本抗加齢医学会プログラム委員会6号(実地医家)小委員会、小委員長に選任(2019-21年)
日本循環器学会北海道支部評議委員に委嘱される
6月 日本抗加齢医学会理事退任

>開業後の歩み

資格

  • 医学博士(平成3年 長崎大学)
  • 米国心臓病学会正会員(Fellow of the American College of Cardiology)
  • 欧州心臓病学会正会員(Fellow of the European Society of Cardiology)
  • 日本心臓病学会特別正会員(Fellow of the Japanese College of Cardiology)
  • 米国心臓協会会員(Premium Professional of the American Heart Association)
  • 日本不整脈学会日本心電学会(現日本不整脈心電学会)認定不整脈専門医
  • 日本循環器学会認定循環器専門医
  • 日本老年医学会認定老年病専門医・指導医
  • 日本抗加齢医学会専門医・評議員・元理事
  • 日本内科学会認定内科医
  • 日本医師会認定健康スポーツ医
  • 日本医師会認定産業医
  • Natural Health Product(NHP)International 認定メディカルサプリメントアドバイザー
  • 日本サプリメント学会認定サプリメントアドバイザー
  • NPO更年期と加齢のヘルスケア認定シニアメノポーズカウンセラー
  • 日本更年期と加齢のヘルスケア学会理事・北海道支部会支部長

所属学会

その他

研究論文

  • 心臓病、特に不整脈領域の研究論文87篇(英文39篇、邦文48篇)
  • アンチエイジング関係 17篇

>こちらから主な論文をご覧いただけます

学会発表

  • 国際学会25回、国内学会156回、講演24回
  • アンチエイジング関係:国際学会1回、国内学会22回、講演・講義55回