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不整脈専門医としての歩み

医師になって約30年間、循環器内科、とりわけ不整脈の診療および研究に従事してきました。

1974年大学を卒業後、一般内科、循環器内科のトレーニングを受けた後、1980年より不整脈の権威の1人、長崎大学教授橋場邦武先生のもとで、不整脈の診療および研究を開始しました。

1983年英国ロンドン大学ウエストミンスター病院で、人工心臓ペースメーカーに関する世界的な第一人者であるサットン教授のもとで、不整脈の臨床研究および診療にあたり、次いで米国に渡り、フィラデルフィアにあるトーマスジェファーソン医科大学ランケノー病院で、不整脈の世界的権威であるドレフュース教授について、心臓電気生理および不整脈の基礎研究を行いました。

3年間の留学後、大学に戻り、不整脈の第一線の診療および研究に従事しました。

1993年北海道十勝の大樹町立病院長に就任後は、帯広不整脈研究会を立ち上げ、地域の不整脈診療の向上と普及に努めてきました。また、1998年からは現国立病院機構帯広病院にて不整脈専門外来を担当するようになりました。当時まだ十勝では臨床心臓電気生理学的検査、およびカテーテル・アブレーションは行われておらず、その道筋をつけるべく常勤の先生方と協力して、不整脈診療の充実をはかってきました。

今日では、カテーテル・アブレーションを含め、標準的な不整脈診療が同病院にて可能になっています。この間の不整脈の診療および研究の業績によって、米国心臓病学会、欧州心臓病学会、および日本心臓病学会のフェローにそれぞれ推挙されました。

北海道でも数少ない不整脈診療の実績を有する医師であることを自負しております。

約10年前に帯広市大空町で開業した後、当院でも多くの不整脈患者さんの診療にあたっています。患者さんは十勝のみならず、道東全域からも受診されています。

 

不整脈ではどのような症状を感じるのでしょうか?

不整脈の種類によっても症状は変わりますが、多くは動悸、つまり自分の心臓の鼓動を胸に感じます。動悸もいろんな動悸があり、「一発ドクンと打つ」、「ドクドクドクと数発打つ」、「ドクーンドドドドクンと乱れて打つ」、「突然早鐘のようにドッドッドッドッと規則正しく打つ」、などがあります。人によっては「胸の不快感、痛み、息苦しさ」、ひどい時は「めまい」や「気が遠くなる感じ」、あるいは「気を失って倒れる」などのことがあります。このような症状を感じる方は不整脈の可能性がありますので、受診をお勧めします。

 

どのような検査をするのでしょうか?

不整脈といってもさまざまな不整脈がありますので、まず不整脈を疑った場合、どのような不整脈であるかを診断します。

不整脈の種類によって治療法も変わってきます。また、心臓に病気があるかないかでも変わってきますので、通常は血液検査、胸部レントゲン検査、心電図検査、それに24時間の心電図を記録するホルター心電図検査(これは外来でできます)、心臓エコーを行います。これらの検査の後、詳しい検査が必要な場合は、臨床心臓電気生理学的検査を行うことになります。当院の場合は、国立病院機構 帯広病院にて、常勤の先生方と一緒に行うことになります。

 

どのような治療法があるのですか?

不整脈があっても治療の必要性がない場合もあります。ですから治療が必要かどうかを、正確に判断することがまず重要です。

治療の必要性ない不整脈の場合、「不整脈は出ているけれども、治療の必要はありません。不整脈が出たらまた出たかという感じで受け止めて下さい」とお話ししますと、多くの患者さんはそれで安心され、不整脈が出てもあまり気にされなくなります。また、心臓に病気がなくても、自覚症状が強い場合には、薬にて治療をします。

心臓に病気がある場合は、もちろん薬物治療を考慮します。また、カテーテル・アブレーションといって、心臓に細いカテーテルと呼ばれる線を入れ、不整脈の原因となっている部位を高周波で焼灼する治療を行うこともあります。この他に、人工心臓ペースメーカー植込み、植込み型除細動器植込み、などの手術を要する場合もあります。これらの治療は、国立病院機構帯広病院で行います。帯広病院で対応できない極めて難しい患者さんの場合、札幌や東京の連携病院を紹介し、治療を行ってもらうこともあります。

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