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アンチエイジング情報TIPS

第一選択はマルチビタミン

2020.01.24

栄養素には様々な種類がありますが、中でもビタミン・ミネラルは特に健康の維持には欠かせないものです。 サプリメントを提案する際、当社では第一選択として「マルチビタミン・ミネラル」をお勧めします。

日本人は栄養不足?

多くの日本人が必要な栄養素をきちんと摂取できていないという結果が「国民健康・栄養調査」等で報告されています。平成28年度の国民健康・栄養調査の結果は以下の通りです。

・20歳以上のほぼすべての年代の男性は、ビタミン(以下、V)A、VB1、VB2、VB6、VC、カルシウム、マグネシウム、亜鉛等の摂取量が目安量もしくは推奨量を満たしていない。

・20〜40代の女性では、VA、VB1、VB2、VB6、VC、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛等の摂取量が目安量もしくは推奨量を満たしていない。

・7〜19歳は男女ともにVA、VB1、VB2、VB6、VC、カルシウム、鉄等の摂取量が目安量もしくわ推奨量を満たしていない。

栄養素の欠乏とその症状

栄養素が欠乏した場合には「欠乏症」と呼ばれる症状が出る可能性があります。例えば、多くの世代で不足している「VA」の欠乏症としては、「夜盲症(暗い所で見えづらい)」「皮膚・粘膜の乾燥」「免疫力低下」「成長障害」などが挙げられます。また、栄養素によっては「疲労感」「倦怠感」「頭痛」「肌荒れ」など、病院に行くほどではないものの、日常生活に支障のある「不定愁訴」と呼ばれる症状が出ることもあります。

栄養素と欠乏症
栄養素 欠乏症
ビタミンA 夜盲症、皮膚・粘膜の乾燥、免疫力低下、成長障害
ビタミンB1 脚気(全身倦怠、体重低下等)、ウェルニッケ脳症(意識障害等)、食欲不振
ビタミンB2 皮膚炎、口角炎、舌炎、咽頭炎、眼精疲労、成長障害
ビタミンB6 湿疹、脂漏性皮膚炎、口角炎、舌炎、貧血、聴覚過敏、免疫力低下
ビタミンC 毛細血管の出血、歯肉炎、貧血、全身倦怠感、脱力、食欲不振、壊血病
カルシウム 骨量減少症、骨粗鬆症、校閲暑、同役効果、認知障害、くる病(小児)
マグネシウム 骨粗鬆症、神経疾患、不整脈、心疾患、筋肉収縮異常
貧血、運動・認知機能低下、体温保持機能の低下、免疫力低下、学習能力減退(小児)
亜鉛 皮膚炎、味覚障害、食欲不振、(小児)成長障害・性腺発達障害

マルチビタミン・ミネラルの利点

栄養素は単体で働くよりも、他の栄養素と関連し、お互いに補いあって吸収され、働くことが多いと言われています。

例えば「鉄」は、女性や、激しいスポーツをされる方が欠乏しがちな栄養素ですが、その吸収は「VC」と合わせて摂取することでより良くなることが報告されています。

また、VB群は8種類ありますが、VB1のみ、VB2のみ、のような単体で摂取するより、VB群として複合的に摂取した方が体内での働きはよいとされています。さらに、VB群はVCやマグネシウム、鉄等の他のビタミン、ミネラルと関わりあいながら働くことから、「マルチビタミン・ミネラル」の形で摂取すると、相乗効果が期待できます。

エネルギー発生までの代謝経路

マルチビタミン・ミネラルの注意点

相性の良い栄養素を複合的に摂取できるマルチビタミン・ミネラルですが、栄養素が複数入っている為、他のサプリメントや健康食品と一緒に摂取する際には、重複している栄養素がないかという点に注意が必要です。

栄養素の中には、健康障害をもたらすことがないとみなされる習慣的な摂取量の上限である「耐容上限量」が設定されているものがあります。耐容上限量を超えて摂取した場合、直ちに問題が起きるわけではありませんが、複数のサプリメントを摂取する際には、栄養素の過剰摂取に注意しながら、必要な栄養素をバランスよく摂取することをお勧めします。

【参考】厚生労働省 国民健康・栄養調査(平成28年概要)、国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所サイト、栄養の基本がわかる図解辞典

2018.08ヘルシーパス提供

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