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問診
体の症状、心の症状や既往症に加え、運動、喫煙、飲食などについての問診
計測
- 身長
- 血圧・脈拍 WHO(世界保健機構)基準値、血圧:130 以下 / 80 以下、脈拍 60 ~ 80 回 / 分
体組成計測
筋肉量や内臓脂肪のレベルがわかります
MC-FAN 血流測定
血液の流動性を測定します。血液がサラサラなのか、ドロドロなのかを、モニター上の画面や数値で確認できます。
骨量測定
骨量を測定することによって、骨粗鬆症と骨の老化度を測定します
検尿
- 尿糖陽性であれば糖尿病が疑われます
- 尿蛋白陽性であれば腎臓疾患が疑われます
- 潜血陽性であれば腎・尿管・膀胱・尿道からの出血が疑われます
- ケトン体ケトン体(+)なら、低 BS 状態、ケトーシス、絶食時、糖質制限食施行時などが考えられます
検血
- 白血球
白血球は血液中で細菌を殺したり、免疫に役立っています。増加の場合は、感染や炎症が考えられます
- 赤血球
抹消血液中の赤血球の増減を調べ、多い場合は多血症や血液濃縮(脱水など)、少ない時は貧血や出血が考えられます
- 血色素(ヘモグロビン)ヘモグロビン (Hb) は赤血球の中に含まれ、酸素を運搬する働きをしています
- 血小板血小板の数から出血傾向、止血機能を調べることができます
- 網状赤血球出血後や貧血治療開始後に増加を認めることがあります
- 白血球像好中球・リンパ球:2つの数値の比が1対1なら正常ですが、
好中球の比率が高いと交感 神経緊張があり、ストレス過多であると予測できます。
血液データで好中球が高ければ、間診をする前から「日常的にストレスにさらされており、
不眠・イライラや不安が強い」ことがわかります。リンパ球の数値が高いと副交感神経優位になっており、
だるさや疲労感が抜けないことがみられます
糖代謝検査
- 血糖(空腹時)血糖が高くなると糖尿病が疑われ、110md/dl を超えると境界型と診断されます
- HbA1C
血糖が高い状態が続くと、ヘモグロビンなどの蛋白にブドウ糖が結合し、その割合が増えます。
この値(割合)を測定すれば、過去4〜8週間の血糖異常を見ることができ、血糖が上手にコントロールされているかを判定できます
- インスリン膵臓で作られる血糖を下げるホルモンです。最適値は5以下です
- グリコアルブミン14.5 ↓ は低血糖の可能性があります
- HOMA-Rインスリン抵抗性の指標です。1.6以下は正常。2.5以上はインスリン抵抗性(+)の状態です
脂質検査
- 総コレステロール
コレステロールは細胞膜を構成したり、脂肪の腸内での消化に役立つ胆汁酸などの原料になる物質で、
身体にとって必要なものです。しかし、余分に取ると動脈の壁の中に沈着し、動脈硬化を起こします
- HDLコレステロール
HDLコレステロールは、動脈壁に沈着したコレステロールを、再び血液中に洗い流す作用があり、善玉コレステロールと呼ばれています
- LDLコレステロール
悪玉コレステロールと呼ばれ、増加すると動脈硬化の原因となります。
- 中性脂肪
肥満、脂肪肝、アルコール過飲で高値になり、動脈硬化を促進します
腎機能検査
- 尿酸
高値の場合は、痛風や腎機能障害が考えられます
- 尿素窒素腎機能の指標になります
- クレアチン腎臓の排尿機能の指標になります
- ナトリウム(NA)
高値は、①脱水、②ステロイドホルモンの長期投与、低値は、①SIADH、②水中毒、甲状腺機能低下、などが考えられます
- カリウム
4未満は低いです。低値は、①K摂取不足、②K喪失(嘔吐、下痢)、③細胞内へのKの移動などが考えられます
- クロール(Cl)
肝機能検査
- 総蛋白
血液中の蛋白質です
- A/G
1.8以上正常。低い時はアルブミンの減少、あるいは炎症があってグロブリンの増加を考えます
- ALB高齢になっても下肢筋力を維持するためには 4.3以上が望ましいです
- 蛋白分画CRPよりも敏感な炎症マーカーとなります
- ALP肝臓・胆管・骨・小腸などに広く分布し、これらの臓器の発育や障害により上昇します
- 総ビリルビン黄疸の指標になります
- 直接ビリルビンビタミン欠乏による血管内溶血がわかります
- 間接ビリルビン
0.6以上は溶血。赤血球には核がなく、酸化ストレスの影響を受けやすく、細胞膜が障害を受けて溶血します
- TTTγ-グロブリン分画のタンパク質やリポ蛋白の増加。またはアルブミンの減少を反映
- ChE肝細胞で作られるタンパク。低下は、肝疾患、低栄養状態でみられます
- AST(GOT)心臓・肝臓・筋肉・腎臓などの細胞に含まれる酵素です。
炎症などで細胞が壊れると上昇します。肝炎や心筋梗塞などで高値になります
- ALT(GPT)肝臓異常の時に、特に高い値を示す酵素です。肝炎や脂肪肝の時に高くなります
- γ-GTP肝臓などの細胞膜にある酵素で、アルコールや様々な肝臓の病気で上昇します
- LDHほとんどの臓器の細胞にあり、この酵素活性が上昇しているのは、何らかの臓器に損傷があることを示します
膵炎検査
血清アミラーゼ
膵臓が壊れると上昇する酵素です。慢性膵炎や急性膵炎で上昇します。また、耳下腺にも含まれ、耳下腺炎でも上昇します
筋肉内酵素
CPK低値は、①骨格筋の減少、②ミトコンドリアの機能低下、③運動不足、などが考えられます
加齢マーカーセット
-
DHEA-S
年齢とともに低下する副腎皮質ホルモン。ホルモンの源になるホルモンで、特に、女性ホルモン・男性ホルモンが作られます
- IGF-1
年齢とともに低下する成長ホルモン様物質
ストレスホルモン検査
- コルチゾール
副腎で作られるホルモンです。ストレス・ホルモンと言われ、ストレスが多いと増加します
- DHEA-S / コルチゾール
20以上が最適値と考えられています。加齢に伴いストレスに対する抵抗力が低下しますが、その理由として、
DHEA-S とコルチゾールのバランスが原因と考えられています。
DHEA-S を上げる、あるいはコルチゾールを下げる、ことによってこの比は改善します。DHEA-S とコルチゾールがは逆相関します
性ホルモン検査
- エストラジオール(E2)
卵巣から分泌される女性ホルモンです。閉経後女性ホルモンが低下します
- フリー・テストステロン(男性のみ)
精巣で生成される男性ホルモンです。男性の方のみ測定
- テストステロン(女性のみ)
精巣で生成される男性ホルモンですが、女性でも男性の 1/20 レベルで存在し、筋肉を作る働きをしています。女性の方のみ測定
- FSH
脳の下垂体前葉から分泌されるホルモンで、女性では卵胞刺激ホルモンといい、男性では精子形成ホルモンとよびます。
女性は卵巣機能低下で 40以上になります
- LH
脳の下垂体前葉から分泌されるホルモンで、女性では黄体形成ホルモンとよばれ、男性では間質細胞刺激ホルモンといわれます。
卵巣機能低下では、FSHの増加に遅れて、LHの増加がはじまり、エストロゲン低下を認め、閉経となります
- プロラクチン
プロラクチンは、脳の下垂体前葉から分泌される性腺刺激ホルモンの一種で、
女性の場合、成熟した乳腺に作用して乳汁の分泌を促す作用があり、
卵巣に形成された黄体を刺激し、黄体ホルモンの分泌も促進します。
また、FSH の分泌を抑制し、排卵を抑制することが知られています
甲状腺ホルモン検査
- TSH
甲状腺刺激ホルモンです。高値で甲状腺機能低下症、低値で機能亢進症です
- FT3
バセドウ病の場合 FT3 > FT4。T3 優位型バセドウは FT3 のみ高値
- FT4
甲状腺ホルモンで、高値は甲状腺機能亢進症、低値は機能低下症です
酸化ストレス検査
- 尿中8-OHdG
細胞の DNA が酸化・損傷されると、尿中 に8-OHdG となって出てきます。この値を測定することで、体のサビ度(酸化度)がわかります
- 血中ラジカル生成能
フリー・ラジカルなど酸化を促進する、生体内活性酸素種の生成能を測定します
動脈硬化検査
- 総ホモシステイン
動脈硬化促進因子です。高値で、動脈硬化が進んでいると考えられます
- 高感度CRP
炎症反応。動脈硬化を慢性の炎症過程と考えた場合の指標
- EPA/AA 比
細胞膜の原料となる多価不飽和脂肪酸には、オメカ3系(α-リノレン酸)と6系(リノール酸)があります。
3系からつくられる EPA(魚に多く含まれる)は炎症や血栓を抑えることで動 脈硬化を抑制します。
一方6系は、体内でAA(アラキドン酸)に変化し、炎症や血栓をおこし、動脈 硬化を促進します。
EPA/AA 比は、動脈硬化性疾患(狭心症、心筋梗塞、脳梗塞)のリスクの程度と関係します。
この比が 1.0 以下では、心筋梗塞のリスクが増え、0.5 以下では、さらにリスクは増加し ます。1.5 以上が目安です
骨粗鬆症マーカー
尿中NTx
骨粗鬆症マーカー(骨破壊マーカー)です。35以上で、骨粗鬆症の心配があります
腫瘍マーカー
- PSA(男性のみ)
前立腺癌の腫瘍マーカー。男性のみ測定
- 抗p53抗体
自己抗体を測定する新しい腫瘍マーカーで、食道がん、大腸がん、乳がんの早期診断が可能
- CA125(女性のみ)
卵巣癌の腫瘍マーカー。女性の方のみ測定
鉄代謝検査
- TIBC-比色
360以下が正常。それ以上は鉄不足
- UIBC-比色
- 鉄
エネルギー生産のための呼吸全般に関係するミネラルです。
血液ではヘモグロビンとして酸素の輸送に、筋肉ではミオグロビンとして酸素の貯蔵に、
細胞内のミトコンドリアではチトクロームとして電子の輸送、にそれぞれ働いています。
鉄はどんどん代謝によって使われますので、女性だけではなく、男性でも鉄欠乏に陥りやすいのです。
鉄は筋肉の維持にも必要です
- フェリチン
貯蔵鉄で、これで鉄不足を判定します。女性は 50以上、男性は 100以上が目安です。
「貧血でない鉄欠乏」はフェリチンを測定しないと分りません
微量金属検査
- 亜鉛
300以上の酵素の構成成分です。
RNA・DNA合成、タンパク質合成、エネルギー生産、視力の調整、発育・組織の修復、免疫機能調整、抗酸化、など重要な働きをしています
- マグネシウム
300以上の酵素反応に必要なミネラルです。カルシウムの拮抗剤として作用します
- 銅
15種類以上の酵素の構成成分として、必要なミネラルです。鉄利用を助け、赤血球の生成にも関係します。
40%が赤血球内に存在し、活性酸素の除去にも働きます
- カルシウム(Ca)、リン(P)
CaとPは基準からはみでることは、ほとんどありません。
もし、大きく基準から逸脱しているようでしたら、ガン、副甲状腺機能異常、腎不全などを考慮します
血中ビタミンD濃度
25-OH-VD
現代人に不足しがちな栄養素です。
不足すると、骨・Ca代謝、免疫(癌、自己免疫疾患)、糖尿病、うつ、死亡率上昇、などに関係します。
40以上が最適値です。20以下は明らかな不足です
自己免疫疾患検査
抗核抗体
2膠原病のスクリーニング検査
関節リウマチ検査
RAHA
関節リウマチのスクリーニング検査
胃ピロリ菌感染検査
H.ピロリ抗体IgG
胃粘膜がヘリコバクターピロリ菌に感染しているかを知る検査です
胃老化度検査
ペプシノーゲン I、II・PGI/PGII 比
胃から分泌されるペプシンという消化酵素の、前駆物質がペプシノーゲンで、その約 1%が血液中に認められます。
構造の違いからペプシノーゲン I と II に分類されます。分泌される場所と量が異なるため、両方の値をみることで、胃の状態を知ることができます。
胃の老化 現象ともいえる萎縮性胃炎では、粘膜が薄くなり、胃がんやポリープなどができやすくなります。I/IIが3以上なら OK です
糖化検査
血中ペントシジン
生体のたんぱく質が糖化(こげる)および酸化(さびる)されたことを反映するマーカーです