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メディア掲載

アンチエイジング医療新時代 生涯第一線13
虚弱で寝たきりにならないためにも
ホルモン補充療法でアンチエイジング

家庭画報 2014年3月号
撮影/本誌・佐藤竜一郎
取材・文/小田ユイコ
取材・協力/田村忠司〈ヘルシーパス〉

女性ホルモンの激減とどう向き合うかが課題

家庭画報2014年3月号「女性にとってアンチエイジングのキーポイントは女性ホルモン。閉経による女性ホルモン分泌の激減とどう向き合うかが課題です」と満岡孝雄先生。更年期までは、女性ホルモンによって守られている女性の体。

「閉経以降、女性ホルモンの分泌はほぼゼロになっていきます。妊娠、出産、子育て期が過ぎ、女性ホルモンが少なくなるのは生物として自然なことですが、日本女性の平均寿命は86歳。約35年ものあいだ枯渇した状態が続くのは大変です」。肌に潤いがなくなり内臓脂肪が増えて見た目に老化するだけでなく、骨が弱くなり筋肉が落ちて日々の活動も制限されるように。ほかにも膀胱炎や膣炎、血管がもろくなることで心臓病などにかかりやすくなるなど、さまざまな弊害が現れます。

「これらを丸ごと回避する唯一の方法が、ホルモン補充療法(HRT)。いつまでも人生を楽しむための一つの選択肢としておすすめします」

 


満岡孝雄院長
医学博士。北海道大学医学部卒業。長崎大学病院ほかに勤務後、英国ロンドン、米国フィラデルフィアに留学。帰国後、医学部講師。北海道大樹町立病院長を経て開業。世界の主要な心臓病学会フェロー(FACC、FESC、FJCC)。日本抗加齢医学会専門医・評議員、メノポーズカウンセラー、NHPメディカルサプリメントアドバイザー。

人生の最後まで思い通りの生活を送る

まだまだ賛否両論ある女性ホルモン補充療法(HRT)。しかし、近年ではそのメリットの大きさ、リスクの少なさも、実績として学会などで報告されるように。優れた療法として世界的にコンセンサスが得られてきています。

「大切なのは、50歳代から寿命までの30年以上をどのように生活したいか、ということ。現在の日本では、女性の寿命は長いものの、最後の7〜8年は足腰が弱くなったり、認知症になったりして介護を受けているケースも多いのはご存じのとおりです。その根本原因である女性ホルモンの不足を補えば、元気に最期のときまで生活することも夢ではありません」。ホルモン補充療法は、本人の希望次第で長期間続けることも可能です。

「治療を受けたいと思われたら、女性ホルモン補充療法のリスクを医師に確かめること。また治療を始めたら年に1回の乳がん検診(マンモグラフィーと触診の両方)と、子宮体がん検診が欠かせません。始める時期としておすすめなのは閉経したとき。少なくとも1〜2年以内にスタートするといいでしょう」


日本最北のアンチエイジングクリニック

広大な十勝平野の農畜産物と豊かな海の幸がもたらされる帯広。「住民のアンチエイジング意識が高まれば、健康を維持し、もっと元気な人生を歩めるのです」と、満岡先生は運動や栄養指導を含めた啓蒙活動を続ける。

筋トレとたんぱく質摂取はアンチエイジングに不可欠

女性ホルモンの減少とともに、懸念されるのが女性の筋肉量の少なさ。

「女性は男性にくらべ筋肉量が少ないうえに、若い頃から運動量も少なめ。特に、冬のあいだ雪に閉ざされる北海道の女性の筋力不足は深刻です。快適な生活の要を握る関節を支えるのも筋肉。日々の筋トレは必須です」。おすすめは、ステップ台や、家の階段の一段目を使った昇降運動。1日30分を目安に毎日行ってほしいと満岡先生。

「1分間に約15回昇り降りします。膝や腰を痛めている人はこれよりもゆっくり、何かにつかまってやるといいでしょう。何度かに分けてもいいので、たとえばキッチンにステップ台を置いておき、あいた時間に行うのもいいですね」。また、筋肉をつけるためにも、若々しい肌のためにも、日々の食事でしっかりたんぱく質を摂取することが大事。

「腎臓機能が低下していなければ、高たんぱくな食事を心がけましょう。牛肉(赤身)、鶏肉、豚肉、魚(水銀の少ない近海もの)、小魚、大豆製品とまんべんなく食べてください」。日々の診療中も、こまめに運動、食事を指導する満岡先生。

「病気になってから治すのでなく、未然に防ぐことが最高のアンチエイジング。都市部では当たり前になりつつあるこの考え方も、地方ではまだ浸透していません。日本最北のアンチエイジングクリニックとして、都市部と変わらない若々しさを提供したいと思っています」

日常のアンチエイジング

食欲ない、何もしたくないご主人の症状は更年期かも!?

女性だけでなく、男性にも訪れる更年期。「男性ホルモンはあまり減らないと言われていますが、実は50歳を境に遊離テストステロン(アクティブ状態の男性ホルモン)の量は低下。加えて50歳前後は社会でも家庭でもストレスがかかる世代なので、更年期障害に陥りやすいのです」(満岡先生)。この世代の自殺率が高いのも、男性更年期障害によるうつが原因の一つ。目安は、早朝勃起の頻度が少なくなること(週に1回以下)。また、食欲がない、夜眠れない、会社に行きたくないなど、うつっぽい症状があれば、男性更年期障害を疑って受診してみるといいでしょう。

男性ホルモンを補充することで治療

男性更年期障害の診療は、まずカウンセリングを受け、男性更年期メニューと呼ばれる血液検査を行う。原因が男性ホルモン量の低下の場合、グローミンなど男性ホルモンを補充する軟膏で治療。女性も、女性ホルモン補充療法(HRT)でもう一つ元気にならない場合は、処方されることもある。

女性ホルモンの分泌量は血液検査でチェック

アンチエイジング・ドック(ジェネラルコース 7万円、アドバンスコース 10万円、ベストコース 15万円、価格は消費税を含まず)の血液検査の結果を踏まえ、ホルモン補充療法(HRT)を希望する場合は女性ホルモン薬が処方される。薬は、エストリオール錠、プレマリン錠、エストラーナ・テープのいずれかに、必要に応じてプロゲストン錠を使用する。その後も3か月に一度、血液検査を受け、HRTの効果や体への影響をチェックする。

>> 家庭画報

満岡内科・循環器クリニック
北海道帯広市大空町3-14-3 ☎0155-48-9111

●診療科目 <保険診療>内科、小児科、循環器科 <自費診療(予約制、木曜午後、土曜午前)>アンチエイジング・ドック、女性更年期障害、男性更年期障害、ホルモン補充療法、ED診療、サプリメント処方、漢方処方、プラセンタ療法、高濃度ビタミンC点滴

●診療時間 <保険診療>月曜・水曜・金曜 9時〜12時、14時〜17時 火曜・木曜 9時〜12時 土曜・日曜・祝日休診

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