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暮らしの医学40
脈の乱れ、動悸を感じたら〜不整脈について〜

月刊しゅん 2002年3月号

ぐーんと日差しも伸び、躍動の季節を迎えました。春を間近に体調を整えておきたいものです。「暮らしの医学」、今回は満岡内科・循環器クリニック院長、満岡孝雄先生に登場して頂き、「脈の乱れ、動悸を感じたら〜不整脈について〜」をテーマにお話を伺いました。

正常の脈はどうなっているのでしょうか?

心臓は、拡張と収縮を繰り返し、血液を大血管に送り出しています。この血液の流れを、脈拍として血管で触れることができます。親指側の手首の血管で、脈拍を触れてみて下さい。拍動と一緒に、「1、2、3、…」と声を出してみましょう。脈が規則正しく打っていますか。ついでに1分間の脈拍数を数えてみて下さい。正常では、50から150ほどです。

不整脈とはどういうものでしょうか?

もし、あなたの脈が規則正しく打っていなければ、不整脈がでているということになります。脈が時々触れない。脈がばらばら不規則に打つ。運動もしてないのに、脈が非常に速く打つ。運動しているのに脈が速く打たない。不整脈とは脈が規則正しく、適切に打たない状態をいうのです。

不整脈ではどのような症状が出るのですか?

一般に動悸(心臓の鼓動)を感じます。「ドックン」と一発、「ドク、ドク、ドク」と数発、あるいは「ドックン、ド、ドド」と不規則に速い、「ド、ド、ド、ド、…」と早鐘が打つような、さまざまな動悸を感じます。一過性のこともあれば、持続することもあります。胸の不快感、息がなんとなく吸いにくい、と感じる方もいます。ひどくなると血圧が下がって、目の前が暗くなる、気が遠くなる、気を失って倒れる、こともあります。

不整脈は健康な人にもでるのですか?

寝不足、酒やコーヒーの飲みすぎ、疲労の蓄積、過剰のストレス。などが誘因となって、健康な人にも不整脈はでます。

不整脈は全て治療しなければならないのですか?

心臓病がない方の不整脈は、基本的に治療する必要はありません。しかし、心臓病がなくても、症状が強い場合には治療いたします。心臓病がある場合は、治療が必要です。

不整脈を感じたらどうしたらよいのですか?

心臓専門医にまず相談されて下さい。しかし、心臓専門医でも、不整脈の検査・治療のトレーニングを受けた先生は少数です。納得がいかない場合には、心臓専門医の中の、不整脈専門医に相談されるのがよいと思います。

病院をめぐりめぐって、私のクリニックを訪れる患者さんも少なくありません。必要以上に不整脈の危険性を説明され、不安で落ち込んでいる方々もいます。中には突然死に結びつくような重症の不整脈の方もいます。しかし、最近の不整脈学は日進月歩で、治療が難しかった方々にも、明日は朗報があるかも知れません。希望をもって一緒に病気を克服していきましょう。

>> 月刊しゅん

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