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アンチエイジングおよび自費診療

ガンマリノレン酸を活用した栄養療法

2016.12.06

オメガ6系脂肪酸に分類されるガンマリノレン酸は、カシス種子油や月見草油、ボラージ油等に豊富に含まれています。今回は、ガンマリノレン酸の効果について調べられた「ヒト臨床試験論文」の一部ご紹介します。

ガンマリノレン酸(GLA)とは

ガンマリノレン酸は食事などから必ず摂取するべきとされる必須脂肪酸のひとつで、健康な皮膚の構造と機能に関わる大切な栄養素です。オメガ系脂肪酸の仲間に分類され、古くから炎症を抑えるなどの効果が知られています。

乾燥肌・軽度アトピー性皮膚炎の改善

日本において、乾燥肌、軽度アトピー性皮膚炎と診断された112名を対象に、GLA高含有ウエハース(GLA200mg/日)と、対照食として菜種油・大豆油含有ウエハースを用意し、二重盲検比較試験を行った。経皮水分蒸散量を示すTEWLはGLA食の方が頬および上腕部位において摂取開始4週間後に改善傾向が見られた。また、頬および上腕部位の角質水分量もGLA食の方が改善傾向であった(J.Oleo Sci.60,(12)597-607(2011))

頬の経皮水分蒸散量(TEWL)

黒丸●:GLA食、白丸○:対照食
※数値が低いほど肌の保湿ができている

頬の角質水分量

黒丸●:GLA食、白丸○:対照食
※数値が高いほど肌の保湿ができている

月経前症候群(PMS)の症状改善

28名のPMS患者にGLA180mg/日(月見草油)を3回の黄体期に 摂取してもらうランダム化二重盲検比較試験を日本で行った 結果、GLA摂取群のPMS症状の期間と度合いはプラセボ群よりも改善した。また、PMS患者の血漿リン脂質中のジホモガンマリノレン酸(DGLA)は非患者と比べ有意に低かったが(p<0.01)、GLA摂取後はDGLA、GLA共にプラセボ群および摂取前と比較し有意に増加した(J.Oleo Sci.,Vol.54,No.4,217-224(2005))

肥満症患者のリバウンド抑制

極低エネルギー食療法(VLED)を終了した肥満症患者50名を対象にしたランダム化二重盲検比較試験において、GLA890mg/日(ボラージ油として5g/日)摂取群と対照 (オリーブ油5g/日)摂取群に分け1年間試験を行い、真面目に摂取し続けた各12名を比較した所、リバウンドした体重がGLA摂取群では+2.17㎏であったのに対し、対照群は+8.78㎏であった。また、試験食を12.5か月以上摂取続けた人は、リバウンドしづらくなる傾向にあることも示唆された(J.Nutr.137:1430-1435,2007)

VLEDから摂取試験終了までの体重の推移

白丸○:GLA食、黒丸●:コントロール

ガンマリノレン酸だけを摂取するより、他の不飽和脂肪酸と一緒に摂取することが、多岐にわたる良い効果をもたらすと期待されています。次回はガンマリノレン酸とEPAとの摂取試験などについてご紹介します。

(2016年11月ヘルシー・パス提供)

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