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アンチエイジングおよび自費診療

アドレナル・ファティーグについて

2014.06.18

医学界でも認識されずに見過ごされてしまうことが多いと言われるアドレナル・ファティーグ(副腎疲労)。今回は、アドレナル・ファティーグの原因や対策などについてご紹介します。

アドレナル・ファティーグとは

副腎(アドレナル)はとても小さな器官ですが、ステロイドホルモン(コルチゾール、性ホルモンなど)を分泌することで栄養素の代謝、水分・電解質の平衡、循環器系、性欲などのバランスを保っています。

しかし、副腎の機能が低下すると、ステロイドホルモンの分泌量が減少し、様々な体の働きに影響が出ることで「疲労(ファティーグ)」を中心として、うつや低血糖性機能低下などの症状が起きます。

このように副腎の機能が低下した状態を「アドレナル・ファティーグ」と呼び、非アジソン病副腎機能低下、副腎無気力症、副腎疲労症候群等多くの名前で知られています。

何が原因なのか

アドレナル・ファティーグは「ストレス」が原因となって起こります。ストレスには身体的、心理的、感染性、環境由来のものなどがあり、ストレス源が何であれ副腎は全ての種類のストレスに反応します。

そのため、副腎は様々な種類のストレスの積み重ねによって疲労することが多く、アドレナル・ファティーグの原因がはっきりしない場合があります。よくあるストレス源には気管支炎や喘息、最愛の人の死、日々の生活への不満、質の悪い食生活、ストレスの強い仕事、激しい運動などがあり、ストレスが重なるほど副腎機能は悪化しやすくなります。

そして、十分な休息をとらない人、人生を楽しまない人、完璧主義な人、長期間に及ぶ困難に圧倒されている人、重篤な外傷や再発を繰り返す病気をした人などは、 誰でもアドレナル・ファティーグを患う可能性があります。

※ストレスを耐える能力には個人差があるため、同じストレスでもアドレナル・ファティーグの発症と罹患期間は人によって大きく異なります。

アドレナル・ファティーグの見極め方

副腎が疲労しているかどうか知るためには副腎が出しているコルチゾールやDHEA-S(デヒドロエピアンドロステロンサルフェート)などのホルモンを調べる方法があります。ただし、ストレスによる副腎疲労は血液検査だけでは分からないため、細胞内のホルモン濃度をより良く測定できる唾液検査を行って判断します。

この他に「縮瞳テスト(目に光を当てた時の縮瞳時間の測定)」や「血圧測定(起立性低血圧はアドレナル・ファティーグの兆候であることが多い)」などの方法もあります。

どういった対策が必要か

アドレナル・ファティーグへの対策には以下のものが挙げられます。厚生労働省から注意喚起が行われています。

ストレスへの対処

ストレス源となっている物事や人、環境への対処には、①状況を変える ②状況に合わせて自分を変える ③状況から離れる などがありますが、どれも簡単なことではありません。しかし、ストレスに対してどのように対処するかを決定し、行動することが大切です。

食事の改善

アドレナル・ファティーグの方は十分な量のコルチゾールが出ないために低血糖状態に陥っていることが多く、甘い物への欲求が猛烈に強くなることがあります。欲求のままに甘い物を食べると血糖値の大きな変動を招き、体へ大きな負担を掛けてしまうため、血糖値を上げにくい食事が必要です。血糖値を上昇させにくい低GI食品の活用や、懐石料理のような食べ方(副菜→主菜→主食)、精製された白い食品を減らすなどの工夫がお勧めです。

栄養素の補給

副腎を疲労させてしまうカフェインを多く含むコーヒーやチョコレートの他、トランス脂肪酸を多く含む油や酸化 した油などは避けるとともに、不足しがちなオメガ3系脂肪酸の補給がお勧めです。また、副腎が疲労するとビタミンCやビタミンB群が枯渇し、カルシウムやマグネシウム、亜鉛などのミネラルも不足しがちになるため、ビタミン、ミネラルなどを十分に補うことが必要です。

その他

運動、ホルモン補充、デトックスなども有効だと言われていますが、やはり休養が欠かせません。眠ることによって副腎が快方に向かうため、十分な休息を心掛けることがなによりも重要です。

アドレナル・ファティーグからの回復には時間がかかることが多いため、焦らず慌てず諦めずにじっくり取り組むことが確実な回復への道だと言われています。

【参考】
医者も知らないアドレナル・ファティーグ(ジェームズ・L・ウィルソン:著、中央アート出版社)、若くて疲れ知らずの人は副腎が元気(上符正志:著、マガジンハウス)、しつこい疲れは副腎疲労が原因だった(本間良子:著)、宮沢医院 副腎疲労外来(http://rootcause.jp/afs/)

(2014年6月ヘルシー・パス提供)

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