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アンチエイジングおよび自費診療

認知症対策素材1

2012.10.11

2010年、国内認知症の患者数は200万人と言われていましたが、高齢者人口の増加とともに2020年には325万人まで増加すると推定されています。

認知症とは…

国内で多くみられる認知症は大きく「変性性認知症」と「血管性認知症」の2種類に分類されます。

30年前までは、認知症といえば脳梗塞が原因となる「血管性認知症」が主でしたが、近年ではアルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症などの「変性性認知症」が認知症患者の多数を占めていると言われています。

アルツハイマー型認知症の原因

認知症の原因は、まだわかっていないことも多いですが、アルツハイマー型認知症に関する研究は比較的多く、最近では、その原因のひとつは脳内老人斑(アミロイド)を構成するアミロイドベータペプチド( Aβ)の過剰な蓄積だと言われ、Aβが凝集すると神経毒性を有し、認知症の各種症状をもたらすと考えられています。

認知症と抗炎症薬

近年、抗炎症薬を飲み続けた人は認知症になる割合が減るという興味深い研究報告がありました。(Neurology 1997;48)

体内の「アラキドン酸」からは炎症を誘発させる「プロスタグランジン」が生成されますが、このプロスタグランジンを生成するのに必要なシクロオキシゲナーゼ(COX)を、アスピリンなどの抗炎症薬が阻害し、プロスタグランジンの生成を抑えることで、血液凝固作用のある生理活性物質「トロンボキサンA2」の生成を減らすことができます。その結果、血管障害や「血管性認知症」を予防することができると考えられます。

また、抗炎症薬が COX-2 を選択的に阻害することで、脳内の炎症を防ぐことができ、結果として先に紹介したアルツハイマー型認知症の原因とされる Aβの蓄積も抑制されるかもしれないと考えられているようです。

認知症対策素材

認知症、特に抗炎症に効果が期待される素材の紹介です。

クルクミン

クルクミンは、ウコン(別名:ターメリック)に含まれる黄色の色素で、強力な抗酸化作用に加え、免疫細胞の過剰な働きを抑えます。

2008年香港で、34名のアルツハイマー病患者による二重盲検ランダム化プラセボ比較試験が行われ、クルクミン1g又は4g 摂取群はプラセボ群に比べて血清中 Aβ濃度が高かったことから、クルクミン摂取は脳内の Aβ凝集を減少させ、アルツハイマー病予防への可能性があることが示されました。

セイヨウシロヤナギ

セイヨウシロヤナギは、ユーラシア大陸から北アフリカに広く分布する植物で、樹皮に含まれる「サリシン」にCOX阻害による抗炎症作用があると期待されています。

キャッツクロー

キャッツクローは南アメリカの先住民がリウマチや赤痢の治療に利用していたハーブです。クルクミン、セイヨウシロヤナギと同じくCOX阻害の働きがあるといわれています。

オメガ3系脂肪酸

現代の食生活に不足しがちなオメガ3系脂肪酸(EPA、DHA、α-リノレン酸等)を補うことで、アラキドン酸から生成される炎症誘発系の生理活性物質を減少させると考えられ、認知症への予防にも効果があると期待されています。

イチョウ葉

イチョウ葉は古くから中国の民間療法の一つとして利用され、現代でもドイツなどでは医薬品として広く販売されています。主成分のギンコライド類とフラボノイド類は主に血行促進を目的として利用され、認知症や大脳機能の向上にも役立つと言われています。120mgのイチョウ葉エキス摂取で、記憶の質の向上が示されたという二重盲検無作為化クロスオーバー試験の報告もあります。

参考: 厚生労働省 HP,化学と生物 Vol. 33, No. 17, 1995,老いを遅らせる薬: PHP新書, 健康食品のすべて: 同文書院 2008年,JC Psychopharmacology Vol28. No. 1,Hum Psychoparmacology, 2007

(2012年10月ヘルシー・パス提供)

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満岡内科・循環器クリニック TEL 0155 - 48 - 9111
担当:山岡(看護師長)、櫻井(受付)

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